室内は常に清潔にしておくことで気持ちよく過ごすことが可能となります。そのためにはこまめに清掃をする必要があるでしょう。そのための手段の一つが「環境殺菌」です。しかし、環境殺菌についてご存じない方も多いかと思います。そこで今回は、環境殺菌とはなにかということについてご紹介いたします。環境を殺菌して清潔に保ちたいという方はぜひ参考にしてみてください。
1.環境殺菌の目的
普段の生活の中で、どうしても体にはウイルスなどが付着してしまいます。室内に入るときや、ものに触れる際にアルコール消毒をすることで一度リセットすることは可能です。しかし、ものにすでに付着しているウイルスなどがあった場合、せっかく消毒をした体で触れても意味がなくなってしまうでしょう。たとえばドアノブや椅子、手すりやテーブルなどが挙げられます。そうしたものを殺菌するためにおこなうのが「環境殺菌」なのです。
普段の暮らしだけではありません。たとえば病院のように、殺菌された状態が好ましいような場所においては、環境殺菌は効果を発揮することになります。常に室内の空間を殺菌しておくことによって、入室の際にしっかりと消毒を行うことで殺菌された環境を整えることが可能となるのです。常時殺菌された状態にする必要がありますので、手作業によっておこなうとなるとかなりこまめに殺菌作業を行わなければならないでしょう。
2.環境殺菌の方法
環境殺菌を行う方法としては、いくつかの方法が存在しています。大きく分けると以下の2つの方法によって行われています。
2-1.自身でおこなう
まずは自身でおこなうという方法です。自らの手によって、その都度環境を殺菌することになります。消毒液などを使用して、手すりなどの殺菌するべき対象物を一つずつ拭いていくのです。拭き漏れがあるとあまり意味がないため、しっかりと丁寧に拭き取っていきましょう。部屋の面積が狭かったり、対象物の数が少なかったりすれば簡単ですが、実際にはそれなりに時間がかかる作業となります。病院などのように広さも部屋の数もそれなりにある場合には、人員の問題もあり、なかなかこまめに消毒することができないケースもあるでしょう。結果的に徹底した殺菌ができていないことも少なくありません。
2-2.業者に依頼する
業者に依頼することも効果的です。素人では殺菌漏れなどの甘さが出てしまうことがありますが、業者の作業ではそのようなことはありません。環境内のすべてが徹底的に殺菌されることになります。プロの作業ですので安心しておまかせすることができるでしょう。しかし、その都度費用が発生してしまうため、毎回お願いするというわけにはいきません。定期的にお願いするというのが一般的です。それだけでも非常に効果があります。
3.環境殺菌の注意点
環境殺菌を行う上で、以下の点に注意するといいでしょう。
3-1.広範囲に対してアルコール消毒はしない
1つ目の注意点は「広範囲に対してアルコール消毒はしない」です。アルコール消毒は殺菌作業に効果的な手段ですが、引火性があるということをついつい忘れがちです。広範囲に対してもしもアルコール消毒をした場合にどうなるかというと、何らかのきっかけにより引火してしまう恐れがあります。家事に発展してしまう危険性もありますので、アルコール消毒はあくまでも狭い範囲でおこなうようにするといいでしょう。
3-2.消毒液は噴霧しないようにする
「消毒液は噴霧しないようにする」というのも注意点です。消毒液は、あくまでも直接対象物に対して付着させるようにして使うべきものとなります。噴霧してしまうことで、作業者が吸入した結果その毒性に侵されてしまう恐れがありますし、対象物に対してあまり接触しない可能性もあるでしょう。噴霧したほうが使用する方法としては手っ取り早く簡単ですのでついついしたくなってしまうかもしれません。しかし、タオルなどに染み込ませた状態で拭くという使い方が最も効果的です。
3-3.粘着マットなどは不要
殺菌目的で使用される粘着マットなどですが、不要です。感染防止効果がないといわれているため、使用しても意味がありません。むしろ使用することで転倒の危険性が生まれてしまうでしょう。これからの使用をお考えの方は用意しなくても大丈夫です。すでに使用中の場合には、撤去しましょう。
4.まとめ
環境殺菌は、その名の通り環境を殺菌して清潔な状態に保つための手段の一つとなります。人力でおこなうことはもちろん可能ですが、空間の広さ次第では非常に大変ですし、徹底した殺菌ができない可能性もあります。病院などのように清潔であることが求められる環境であれば、とくに業者に依頼するのがおすすめです。
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