ホテル清掃は、限られた時間の中で手際よく行う必要があります。しかし、効率的に清掃を終わらせるためには、どのようなことに気をつければいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ホテル客室を清掃するときの一般的な流れと3つの清掃ポイントについてご紹介します。
ホテル客室を清掃するときの一般的な流れ
ホテル清掃の効率化を実現させるためには、全体の流れを把握しておくことが重要です。そこでまずは、客室清掃の一般的な流れについて紹介します。
1.連泊の部屋を除き、先にチェックアウトした部屋から掃除を始めます。
2.部屋に入る際は、ドアをノックしてお客さんが本当にチェックアウトしたのかを確かめます。これは、稀に情報の行き違いで、お客様がいるケースがあるためです。
3.ドアを開けたらまず、入り口に掛けてあるハンガー、スリッパなどを整えながら部屋の奥に進んでいきます。
4.バスルームのドアを開けて、換気扇がオフになっていたらオンにし、バスタオル類をバスルームから取り出します。
5.部屋のすべての窓を開けます。部屋は臭いがこもっている場合があるため、早めに窓を開けることが大切です。
6.ゴミ箱のゴミをビニールごと取り出して、その袋の中に部屋中のゴミを袋の中に入れていきます。
7.歯ブラシやくしなどのアメニティやタオル、バスローブなど取り替えて、古いものはゴミ箱の中に捨てます。
8.シーツや枕カバーなどを剥がし、タオル類を集めてリネンの袋に入れます。その際に、シーツや枕カバー、浴衣などベッドメイクに必要なものをベッドの上に置いておきます。
9.そして、ベッドメイキング、バスルーム、客室清掃の順に行っていきます。
上記のホテル清掃は一例です。ホテルや清掃会社ごとに流れは異なる場合もあります。また、客室清掃は基本的に2人1組で行うことが多いため、相方とどの作業をするか役割分担を決めておくことで、よりスムーズに作業を進めることが可能です。
ホテル清掃を行うときの3つのポイント
ここからは、バスルームやベッドメイキング、客室清掃などの3つのポイントについて解説します。
バスルームの清掃ポイント
バスルームの清掃は、多くの場合トイレとお風呂がセットになっているため、どちらも同時に行うことが一般的です。また、臭いや洗い残しなど比較的クレームにつながりやすい部分でもあるため、スピードともに正確性も求められる場所です。
バスルームの清掃の流れは、まず、シャワーカーテンの汚れや破損、気になる臭いがない場合は、そのままカーテンレールに引っ掛けて掃除の邪魔にならないようにします。ただし、汚れや臭いなどが気になる場合は、シャワーカーテンを取り替えましょう。
そして、バスタブ内と壁を洗剤をつけたスポンジで磨いて流し、乾いたタオルで上から下に拭いていきます。このとき、四隅も忘れずに洗い、洗い残しがないかを慎重にチェックすることがポイントです。
浴槽の清掃が終わったら、トイレ清掃を行い、コップなどのアメニティを洗って拭き用のタオルで水滴を拭き取ります。その後、シンク、トイレの外側、鏡などの各場所を洗浄しタオルで拭き取ります。特に、水滴が残っているとクレームにつながりやすいため、念入りに拭きあげましょう。
ベッドメイキングの清掃ポイント
ベッドメイクはできるだけシワや抜け落ちた髪の毛がないようにチェックすることが大切です。また、布団をかけるため見えるのが頭の部分だけとはいえ、見えない部分のシワを伸ばすこともポイントです。
さらに、ベッド周りは時計などの忘れ物が多い場所のため、ベッドメイキング終了後、備付の懐中電灯の点灯確認も兼ね、ベッド下を照らしてチェックしましょう。
客室の清掃ポイント
客室の清掃は、清掃を行っているうちにホコリが出てくることも考えられるため、掃除機は最後にかけます。また、基本的に掃除機は客室の奥からドアに向かってかけていき、ソファなどの家具が正しい向き、間隔で配置されているかも確認しましょう。
まとめ
今回はホテル清掃の一般的な流れと清掃を行うときの3つのポイントについて紹介しました。
ホテル清掃を効率的に進めるためには、全体の流れを把握しておくことが重要です。また、バスルームやベッドメイキング、客室などは、ホテルによってルールが異なる場合もありますが、基本的なポイントをおさえておくことで、スムーズに清掃を行うことが可能です。また、ホテル清掃の専門業者に依頼することで、清掃業務の効率化を図ることもできます。
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